
シャオミ・ジャパンは、モバイルバッテリー「Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh(Integrated Cable)」(型番:PB2030MI)の一部ロットを自主回収すると公式サイトで告知した。対象可否は製品背面のSNコードで確認できる専用ページを用意している。該当モデルは各国の告知で2024年8月〜9月製造分の一部が想定され、特定の条件で過熱し火災に至るおそれがあるとしている。
モバイル電源の安全性を巡っては、先月も関連の動きがあった。アンカー・ジャパンは6月にモバイルバッテリー4製品の自主回収を発表し、その後も対応を継続。8月15日付で経済産業省が回収状況などを公表している。
リチウムイオン電池搭載製品の事故は夏場に増える傾向がある。製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめでは、2020〜2024年の事故は1860件、約85%が火災で、6月〜8月にピークとなる。猛暑で高温環境に置かれやすいモバイルバッテリーではリスクが高まるため、直射日光下や車内放置を避け、異常発熱や膨張などの兆候があれば使用を中止する必要がある。