Razerは10月16日、ゲーミングチェア向けのスピーカー内蔵ヘッドクッション「Razer Clio」を発表した。同日より予約を開始し、10月31日に発売する。税込価格は3万2480円。
Razer Clioは、ヘッドセットを装着せずに没入感のあるサウンド体験を実現するアクセサリーだ。ヘッドクッション内に43mmのフルレンジドライバーを2基搭載し、耳に近い位置から音を届ける。THX Spatial Audioに対応しており、立体的な音響空間を楽しめる。

単独でメインスピーカーとして使うだけでなく、既存のスピーカーと組み合わせてリアスピーカーとしても機能する。専用ソフトウェア「Synapse 4」上で設定すれば、5.1chのサラウンド環境を構築できる仕組みだ。
接続方式は、Razer HyperSpeed Wirelessによる低遅延のワイヤレス接続に対応。PCやゲーム機で利用できるほか、Bluetoothに切り替えればスマートフォンやタブレットとも接続可能だ。

ヘッドクッション本体は高密度のメモリーフォームを採用し、頭部と首をサポートする設計となっている。調節可能なナイロンストラップを備え、ハイバックタイプのゲーミングチェアにも取り付けられる。バッテリー駆動時間は最大14時間。
なお、「環境への配慮」という理由から、製品にはUSB-C充電ケーブルが同梱されない。手持ちのケーブルを使用する形となる。
全国の家電量販店やPCショップ、オンラインショップで取り扱う予定だ。