Pinterestは10月17日、フィード上に表示されるAI生成コンテンツの表示量をユーザーが調整できる新機能の提供を開始した。AndroidとデスクトップWeb版から利用可能で、iOS版にも数週間以内に展開される予定だ。
現在、Pinterestによるとオンライン上のコンテンツの57%をAI生成コンテンツが占めるとされており、そんな中、Pinterestのユーザーからは「AI生成と非AI生成コンテンツの両方から創造性とインスピレーションを得たい」という声が寄せられていたという。

新機能では、美容やアート、ファッション、インテリアといった、特に生成AIで作成・編集されやすいカテゴリーにおいて、AI生成コンテンツの表示を減らすことができる。設定は「おすすめを絞り込む」メニューから各カテゴリーごとに管理可能で、好みに合わないピンを見つけた際は、ピン右下の三点メニューから該当カテゴリーを選択して調整できる。設定内容はいつでも変更できるため、柔軟なカスタマイズが可能だ。
Pinterestの最高技術責任者であるMatt Madrigal氏は、「ユーザーはこれまで以上に自分好みのコンテンツをPinterestで探すことができ、人の創造性とAIの革新性の間で最適なバランスを取りながら、真のインスピレーションを得ることができる」と述べている。
同社は今年初めに、生成AIで作成・編集された可能性がある画像ピンに「生成AIラベル」を表示する機能を導入しており、今後数週間で検出ツールの精度向上とラベル表示の改善も予定している。
画像:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000037183.html