Manusは10月16日「Manus 1.5」を発表した。研究やデータ分析、Web開発、プレゼンテーション作成など幅広いタスクで速度と信頼性が大幅に向上している。
新バージョンでは「Manus-1.5」と、コスト効率を重視した「Manus-1.5-Lite」の2種類を提供する。再設計されたエンジンにより、平均的なタスク完了時間は約4倍高速化し、4月時点の15分から現在は4分弱まで短縮された。内部ベンチマークではタスク品質が15%向上し、ユーザー満足度も6%増加したという。

今回の主な強化点はWeb開発機能だ。Manusとの対話だけでバックエンドやデータベース、ユーザー認証を備えた本番環境対応のWebアプリを構築・デプロイできる。一般的な「AIウェブサイトビルダー」と異なり、コンテンツの調査から作成、サイト構築、データ分析、プレゼンテーション生成まで、一連の作業を単一のコンテキスト内で実行可能だ。
さらに、チームメンバーを共有セッションに招待できるコラボレーション機能や、生成されたファイルやアーティファクトを一元管理できるライブラリ機能も追加された。
Manus-1.5-Liteは全ユーザーが利用可能で、Manus-1.5はサブスクリプション契約者向けに提供される。サブスクリプション契約者はManus-1.5-Liteのクレジット消費が50%割引となる。