OpenAIは2025年8月15日、X（旧Twitter）で、対話AI「GPT-5」の話しぶりを「より暖かく、親しみやすい」方向へ調整したと発表した。公開後に「形式張っている」との指摘が寄せられたことを受けた対応で、変更は小幅だがChatGPTの会話が「より近づきやすく」感じられるとしている。
同社は投稿で、相手を受け止める短い言い回しとして“Good question”“Great start”などを挙げつつ、過度な迎合は避けると説明した。社内テストでは、従来のGPT-5の人格と比べてsycophancy（過剰な追従）の増加は確認していないという。
GPT-5は2025年8月7日に提供を開始した最新モデルで、精度や推論力の向上を掲げる一方、口調が硬いとの不満も一部で出ていた。OpenAIはモデルの選択肢や振る舞いの調整を進めており、利用者の嗜好に合わせた細かなカスタマイズの拡充も示唆している。
