大阪・関西万博、当日予約が取りづらい原因は不正アクセス? 協会が運営妨害を公表し該当IDを停止

大阪・関西万博、当日予約が取りづらい原因は不正アクセス? 協会が運営妨害を公表し該当IDを停止

2025年日本国際博覧会協会は2025年8月28日、公式のデジタルチケットサイトでパビリオンやイベントの当日登録(予約)を目的に「自動で過度なアクセスを試みるツール等」の利用が確認され、サイト運営が妨害される事象が発生したと公表した。協会は万博ID利用規約およびチケット予約サイト利用規約に基づき、当該行為者の万博IDとチケットIDを停止した。今後も同様の事象を確認した場合は、必要に応じて対応を行うとしている。

万博協会の公式発表(画像:https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250828-02/)

万博協会は7月10日付で、予約・抽選機能に対するセキュリティ強化を実施済みであり、不正行為を検知した場合は「不正なアクセスです」と表示して強制ログアウトし、サイト利用規約に基づき該当チケットIDを無効化する場合があると案内していた。

当日登録は、入場後に万博IDと連携したチケットを用い、スマートフォンや会場端末から先着で申し込む方式で、スマートフォンの場合はゲート通過後約10分で利用可能となる。筆者も6月に来場したが、人気枠の獲得は難しく、ツールに頼りたくなる心理は理解できる。ただし、協会は公平性確保の観点から規約に基づく対処を明確にしている。

今回の妨害による影響規模や具体的な停止件数は示されていない。協会は監視と対策を継続するとしている。

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