NTTドコモは2025年8月5日、店頭およびコールセンターでの各種手続きにかかる事務手数料を2025年9月5日から3,850円(税込)から4,950円(税込)に改定すると発表した。新規契約、契約変更、機種変更、名義変更、SIM/eSIM再発行、電話番号変更・保管など、携帯電話サービスの主要手続きが対象となり、約1,100円の負担増となる。なお、Webでの手続きは従来どおり無料で提供される 。
同時に、ドコモ光およびahamo光の新規契約、転用、他社光サービスからの事業者変更、光回線再利用の事務手数料も3,300円(税込)から4,950円(税込)に引き上げられる。
一方ソフトバンクは2025年7月18日付のプレスリリースで、携帯電話サービスの事務手数料を8月20日から店頭で3,850円(税込)から4,950円(税込)に、Web手続きは無料から3,850円(税込)に改定すると発表しており、ドコモの値上げは業界全体のコスト増加を背景とする動きと重なる形だ 。
両社はいずれも値上げ理由として物価高騰や各種費用の上昇を挙げており、ユーザーにはオンライン手続きの利用促進や店舗サポート体制の見直しが求められそうだ。今後、KDDIや楽天モバイルなど他キャリアの動向にも注目が集まる 。