Appleで「ChatGPT風のAI検索機能」の開発を率いていた人物が、Metaへ転職することが明らかになった。Bloombergが報じた。
転職するのはケ・ヤン氏で、「Answers, Knowledge and Information」(AKI)と呼ばれるAI検索プロジェクトの責任者を務めていた。AKIは2025年に立ち上げられたプロジェクトで、Siriのような音声アシスタントがウェブから情報を取得し、より広範な知識をもとに回答できる機能の開発を目指していたという。
ヤン氏はもともとAKI内の「Answers」(回答)機能のみを担当していたが、組織再編を経てプロジェクト全体を統括する立場に昇格していた。これは前任の責任者であるロビー・ウォーカー氏が退社したことに伴う人事だという。ヤン氏はApple内でAI担当ヴァイスプレジデントのジョン・ジャナンドレア氏の直属として働いていた。
Appleは「独自の検索エンジンを作るつもりはない」としてきたが、PerplexityのようなAI検索エンジンの台頭を受け、AI検索機能の開発を検討していると報じられていた。
画像：https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/06/introducing-apple-intelligence-for-iphone-ipad-and-mac/
