Amazon傘下のBlink、2K対応の新スマートカメラ発表　2台連結で180度パノラマビューを実現する「Blink Arc」も

スマートホームセキュリティカメラの市場では、より鮮明な映像と、より広い範囲を死角なくカバーしたいというニーズが年々高まっている。そんな中、Amazon傘下で手頃なスマートホームセキュリティデバイスを手がけるBlinkが、解像度を2Kに引き上げた新しいカメララインナップを発表した。

今回発表されたのは、屋外用の「Blink Outdoor 2K+」、屋内用の「Blink Mini 2K+」、そして2台のカメラを組み合わせて180度のパノラマ映像を実現するユニークなソリューション「Blink Arc」だ。

待望の2K画質に対応した新モデル

ワイヤレスで設置できる「Blink Outdoor 2K+」は、従来のHD画質から2K解像度へとアップグレードされたことで、これまで以上に鮮明な映像を記録できるようになった。4倍ズーム機能や強化された低照度性能、ノイズキャンセリング機能を備えた双方向通話など、基本性能も着実に進化している。また、独自の省電力技術により、バッテリー駆動でありながら長期間の利用が可能というBlinkならではの利便性も健在だ。

一方の「Blink Mini 2K+」は、屋内で手軽に使えるコンパクトなプラグイン式のカメラ。小型ながらOutdoorモデルと同等の2K画質とスマート機能を搭載しており、高いコストパフォーマンスを実現している。さらに、別売りの耐候性電源アダプターを使えば、屋外での利用も可能になる。

2つのカメラで死角をなくす「Blink Arc」

今回の発表で特に注目されるのが、全く新しいコンセプトの「Blink Arc」だ。これは、2台の「Blink Mini 2K+」を専用のマウントに設置し、1つの電源で動作させることで、2つの映像をソフトウェアでシームレスにつなぎ合わせ、180度のパノラマビューを実現するというもの。

これまで複数のカメラを設置しなければならなかった広い庭や駐車場、リビングといった場所も、1つの映像でまとめて確認できるようになり、設置の手間と死角を同時に解消してくれる。ユーザーが抱える「1台のカメラではカバーしきれない」という悩みに応える、ユニークな解決策と言えるだろう。

価格と販売情報

各製品はすでに予約注文が開始されている。価格は以下の通り。